2021/09/22 20:56
松浦牧場の嫁が語る、牧場のこだわり② ~命の循環~
松浦牧場では、「命の循環」を大切にしています。
牛が草を食べる→牛がうんちをする→うんちを堆肥にする→堆肥を畑にまく→良い土になる→栄養の良い草ができる→牛が栄養のある土を食べる→健康な牛がうんちをする→うんちが良質な堆肥になる→良質な堆肥を畑にまく→さらに良質な土になる→栄養の良い草ができる・・・・
とずっと続いていきます。
ここでの一番のポイントは、「土」だと思います。
土が良くないと、良い草が育ちません。良い草が育たないと、良い牛が育ちません。良い堆肥ができないと、良い土ができません。
良い土を作るには、堆肥の元となる、牛さんのうんちの状態が良くないといけませんね!牛さんのうんちの状態が良いとは、牛さんたちが健康でいることという事になります。
ここで牛さんの健康のために松浦牧場が取り組んでいることをご紹介します。(あげだしたらきりがないですが・・・)
〇良いエサづくりのために、専門家に栄養設計をお願いしている
〇獣医さんによる巡回指導
〇水飲み場、エサ箱の清掃
〇放牧
〇ごろりと寝ころべるきれいな寝床
〇夏場の暑熱対策(南国宮崎なので特に・・・) などなど・・・
搾乳後や放牧地で寝ころんでモグモグしながら、ぐてーっとしている姿をみるのはとても幸せです♡
これからもできるだけ牛さん達に快適に過ごしてもらえるように、環境づくりをしていきたいと思います!
そんな健康な牛からでたうんち。
そのうんちは、2か月間かけて完熟たい肥にします。完熟たい肥は、匂いがほとんどありません。
よく、牧場に来て「思ったより、臭くない!」と驚かれます。
嫁の浅はかな意見ですが、健康な牛からでるうんちは、そもそも匂いが悪臭ではないのだと思います。
また、毎日大量のうんちをするので、もちろん堆肥も大量にできます。
でも、その堆肥も匂いがほとんどない完熟たい肥になりますので、牧場が臭くないのかな?と思います。
なんだか長くなりましたが、
私たちの自慢の「MatsuuraMilk」は、良い土から始まるという事をお伝えしたいです♪